テニスを始めるにあたって初めてラケットを買うという方も
いらっしゃるでしょう。
値段を見ればピンからキリまでいろいろありますが、
初心者であればどれを選んでよいのか、
どんな基準で選べばいいのか分からないとい場合もあると思います。
スポーツ用品店に行く前に事前にチェックしておけば、
お店でも質問しやすいので、
予めラケット選びの基準を知っておいた方がいですよ^^
テニスラケットにはメーカーや重量、
フレーム、面の大きさなど種類がたくさんあります。
その中で自分のプレースタイルや打ち心地の良いものを選んでいきましょう。
①自分のレベルに合わせて「面」のサイズを選ぼう!
ラケットの面(フェイズともいう)には、
ミッド・ミッドプラス・オーバーサイズと
3つの種類があります。
大きさによる違いを理解して、自分に合ったラケットを選びましょう。
オーバーサイズ
初めてテニスをプレーする方には、
フェイスの面積が最も大きなオーバーサイズをおすすめします。
105平方インチ以上(デカラケとも呼ばれている)のもので、
ボレーが打ちやすく、またテクニックを駆使しなくとも
スピンをかけられるのが特徴です。
初めての場合はボールをラケットに当てる事が
難しいのでまずはオーバーサイズのラケットからテニスを始めると良いでしょう。
ミッドプラスサイズ
利用者が多いのはフェイス面積が105平方インチ以下の
ミッドプラスサイズです。
中級者以上の方におすすめで、
打感が良い点やコントロールをしやすい観点から人気と言えます。
ミッドサイズ
ヒット時のパワーよりもコントロール性能を重視する上級者には、
ミッドがおすすめです。
フェイスの面積が95平方インチ以下の小さなものを指し、
空気の抵抗が少ないのでスイングしやすいことが特徴です。
ガットの緩みも少なく安定感も高いため、ボールコントロールには最適です。
②テニスラケットの「重さ」を選ぼう!
硬式テニスラケットの重さは、
一般的なもので285g~305gとなっています。
これよりも軽いものは軽量、重いものは重量と区別ができます。
自分に合うものを見つけてみましょう。
ラケットの取り回しやすさを重視するなら、
270g以下を目安に軽量なものを選びましょう。
中高生の女性におすすめの重さです。
軽いので衝撃を感じやすいですが、
ガットを緩く張ればボールは力を入れずに当てただけで
遠くまで飛ぶのでラリーが楽しめます。
また、ボレーにも適しています。
中高生の男性ですと、強力なトップスピンをかけて
強打してくる相手が多いでしょう。
試合などで相手のショットを強力に打ち返したい方は、
310gを目安に重量タイプを選びましょう。
相手に力負けすることなく打ち返す事ができます。
③ラケットのフレームの厚さを選ぼう!
ラケットのフレームも見落とせません。
フレームには、薄ラケ・中厚・厚ラケと3タイプあります。
最もバランスがいいのは中厚で、
初心者から上級者まで多くのプレーヤーに適しています。
薄ラケと厚ラケはそれぞれ違ったメリットがありますので、
優先したいポイントから選ぶと良いでしょう。
薄ラケ
厚みが17~21mmの「薄ラケ」はフレームがしなりやすいです。
ボールを掴むような感覚でしっかりとコントロールできるのが特徴で、
スピンやコントロール性能を重視する方にはおすすめです。
中厚
フレーム厚が22~25mmのものは「中厚」と呼ばれ、
スタンダードなタイプです。
中厚ラケットを使って自然なフォームで打ったとき、
相手コートの中央より少し先に落ちれば、
このタイプが合っていると言われているので試してみて下さい。
「厚ラケ」
最後に、フレームが26~30mmと厚いラケットは
「厚ラケ」と呼ばれています。
フレームに硬さがあり、ボールに反発力が生まれますので
力のあるボールを打つには最適です。
筋力に自信がない方や女性の方におすすめです。
※例えるとすると、
伊達公子選手が得意とするライジングショットのように、
相手のパワーを利用して打ち返すプレーに向いています。
④フェイスに張られたガットの本数も注意してみよう!
フェイスに張られたガットの本数
(ストリングパターン)によっても打球が変わります。
一般的には、縦16本×横19本という構成です。
これよりも本数が少なくて目が粗いもの
(一つ一つの目が大きいもの)は初心者向け、
本数が多くて細かいものは上級者向けですので、
自分のレベルに合わせて選びましょう。
特徴としては、目が粗いものほど、
スロースイングでもボールにスピンをかけやすくなり、
逆に目が細かいものはボールコントロールが簡単です。
⑤ラケットの握りやすさにも拘ろう!
ラケットの振りやすさや握りやすさも重要です。
グリップサイズにはG1~G4までの4種類あります。
G2・G3:少し太目で中高生の男性向け
G4 :なかなか店頭に置かれている事はないのでネットで取り寄せる購入方法となるでしょう。
細いグリップは手の可動域が広くなるため、
ドロップショットを打つのに最適。
逆に太いグリップは手の可動域が狭いので、
安定したストロークが可能となります。
ただ、手の大きさには個人差があります。
上記を目安として実際に握ったときに、
薬指と親指の付け根が8mmほど開くものを選ぶと良いでしょう。
⑥ラケットの重心は?
ラケットの重心がどこにあるかによっても、
打球感が変化します。
一般的なのは重心が真ん中にある
「イーブンバランス」と言われておりますので
始められて間もない方はこちらがおすすめです。
「トップヘビー」は重心が先端に寄ったタイプで、
スィートスポットに当たらなかったとしてもパワーのあるショットが可能です。
ただ素早さを要求されるボレーでは振りが遅くなりがちです。
「トップライト」はグリップ側に重心があるタイプで、
パワーのあるボールに打ち負けやすくなりますが、
素早いスイングで対応することができます。
以上硬式ラケットを選ぶ基準となります。
ラケットのデザインやプロ選手が使っているから、
という理由でラケットを購入されると思いますが
テニスの上達を試みるのであれば上記を参考にしてみて下さいね^^
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